丸山作楽は、「史学協会設立ノ主旨」において、「海外の学者からも日本語が素晴らしいと称賛されている」と述べています。それは本当でしょうか。

ヨーロッパでのジャポニズム、日本研究は本格的に始まりつつありましたが、やはりマイナーな文化であったことは確かで、丸山の言動には大きな誇張があると考えられます。世界の一般的な評価というより、近代日本人としての自負と理解した方がいいでしょう。