再生を促された死者には、もうエネルギーは残されていないと観念されたのだろうか。

これは憶測ですが、死という現象、死者という具体には、プラスのエネルギーの枯渇状態とマイナスのエネルギーの発露状態の二側面が観測されていたのではないでしょうか。ただこの二つはまったくの別ものではなく、相互に転換することが可能である。死/再生のサイクルはその機能を持つ自然のシステムであったと考えられるでしょう。