貴重な映像が観られてよかったです。あのような舞を舞う人たちは、どうやって選ばれているのでしょう。神社の人たちですか?あの祭祀は一般の人はみられないのでしょうか?

江戸時代初期に編成された三方楽所(京都・天王寺・南都)の話は講義でもしましたが、これらの多くは明治初期に再編成され、その中核は宮内庁楽部として活動しています。現在関西方面に存在するのは、三方楽所の伝統を受け継ぐ春日大社の南都楽所と四天王寺天王寺楽所です。しかし、雅楽や舞の技を受け継ぐ集団は、各寺院や神社の氏子・檀家組織のなかに存在し、日本各地で活動しています。まさに伝統文化の担い手です。