宮崎駿は、自然と人間との関係など、子供たちに問題意識を持たせたいと思って作品を作っているのでしょうか?

子供が面白がってくれるか、楽しんでくれるかというのが重要な課題でしょうが、「子供が生まれてきて良かったと思えるように」という発言を最近よくしています。「よかった」の前提には、とうぜん「よかったのか」という疑問、もしくは絶望があるわけです。宮崎駿が、子供に現状への問題意識を持たせ、さらにそれを克服する希望を与えようと努力していることは確かです。