史料18の『眞誥』に出てきた柘榴入りのお酒や魚菜には、一体どのような意味があるのでしょうか。

柘榴については、体内にあって宿主の悪業を天帝に報告してしまう三尸の働きを抑制する機能があるようで、三尸酒などの名称で柘榴入りの酒がよく飲まれました。魚菜については、「魚肉を断った食事ではなかった」点が重要なのでしょう。しかし、もともとが夢の内容ですから、どう論理的解釈を付けたものか、私にはよく分かりません。