弥生になって鳥や鹿が信仰され始めると、猪や蛇は信仰されなくなったのでしょうか。

猪や蛇に対する信仰は、古墳時代以降も確認されますので、目立たなくはなっていますが、まったく消えてしまいはしなかったと思います。銅鐸絵画にも、鹿に比べれば圧倒的に少数ですが、猪が描かれる例が存在します。土器絵画には、龍のような正体不明の物体が描かれたものも確認されており、両者は姿形をやや変えつつも弥生時代を生き抜いていたと思われます。