津波被害にあった文化財をクリーニングするという話がありましたが、紙など文書の場合にはどのように行うのですか。

東日本大震災直後、国立国会図書館OBら紙文書の専門家によって形成された「東京文書救援隊」の考案したマニュアルへリンクを張っておきます(→こちら)。ちなみに、東北地域でも博物館の所蔵目録などはデジタル化が進んでいたのですが、CDやDVDなどの光ディスクは、塩を被って読みとれなくなってしまうという現象が確認されました。最も津波に強かったのは紙、とくに紙に墨や鉛筆で書いたもので、汚れを落とせば読める、再利用できることから、アナログの価値を見直す動きもあります。