伏羲・女禍の婚姻神話について勉強しているのですが、石臼のモチーフと同じように、白い煙が二つ重なるというものがありました。臼や針なら分かるのですが、煙もやはり性交を表すのでしょうか。

煙の象徴性は、多くの場合、人と天とを繋ぐ点に重要性があります。しかし、「気」の視覚化されたものとしてより多様な意味も持ちえたので、兄妹婚姻型神話においては、二人の気が合致するという、即物的な性交渉の象徴として以上に、より抽象的な心身の合一のパターンとして現れたものと考えられます。