気候変動の細かい資料は、すべて歴史研究者の手で作成されているのでしょうか。

残念ながらそうではありません。自然科学の知識・技術、高価な道具・器械を必要としますので、自然科学寄りの考古学者、古気候学者、地理学者などの仕事になります。文献史研究者は、その提示を受けて文献記録との間を照合し、場合によっては批判を試みながら、より細かな歴史研究に応用してゆくということになります。