前期と後期で古墳の副葬品は異なると習いましたが、墓に対する見方と関係がありますか。

授業でも少し触れましたが、後期古墳になると、装身具や調度品など、いわゆる生活用具のようなものが副葬品に増えてきます。そのなかには、恐らく生前の愛用品も含まれているでしょう。これは、辟邪の呪具・武具を中心とした前期の副葬品とは対照的で、恐らくは古墳が「死者の家」もしくは「死後の世界への入口」と考えられるに至ったためと推測されます。