中国では、森羅万象の意味付け、カテゴライズが、ほぼ陰陽五行説を用いて行われます。時間・空間を分節する十干十二支も、五行説で定義されることになるわけです。すると、その日時に力を持つ神霊、活動が活発になる神霊も、それぞれ五行説に応じて分別されることになる。基本的には、そうした発想が根本にあるものと思われます。また、陰陽五行説によらずとも、例えば昼間の世界と夜の世界とでは支配する神霊が異なる、といった発想は、世界の至るところにみることができます。そうした発想の細分化したものだ、と捉えることも可能でしょう。