渡来人について、さしたる知識や技術のない一般的な人々は、どのように日本へ受け容れられていったのでしょうか。

幾つかの氏族や村、あるいは戸に編成されて、各地に開墾農民として移住させられています。私たちの住む関東などは、6世紀後半から渡来人集団の移配が盛んに行われたところで、各地に朝鮮系の地名、その地域文化に依拠した神社などが建っています。高麗(コマ)、新羅、あるいは渡来系氏族のハタ、アヤなど。専門研究もありますので、自分の住む土地の近くにないか探してみたらどうでしょう。