自身の都合のよいように事実を歪めることは咎められるべきであると思うが、もしこうやって授業で教えてうただいているように事実が判明しているなら、外交の手段として歴史認識をある程度操作するのも致し方ないのでは?とも思った。慰安婦問題など正面から向き合わなければならないこともあるが、現実問題としてそうした操作を一切なしにしたら、日本はどうなってしまうのだろう…と思いました。先生はどうお考えになりますか?

事実を歪曲し、あるいは隠蔽してなされる関係は、決して友好的なものにはなりえないと思います。人と人の場合も、国と国との場合も同じです。相手ももし事実を歪曲・隠蔽していれば、お互い欺し合いになるばかりか、生産的な意見交換とは無縁のところで打算と妥協に満ちた着地点をみつけるか、軍事力に訴えて自らの要求を達成するしかありません。そこには、信頼関係などは一切醸成されないと思います。