養老律令について、明治期に効力の停止、廃止など宣言されたことがあったのでしょうか。

そうした法令は出ていないと思います。実際に王政復古がなった明治でも、養老律令を参照しつつ、(当たり前のことですが)それとは異なる形での国政作り、国家運営がなされました。この時点で、養老律令はほぼ空文化していたといえます。その後、大日本帝国憲法が発布されるに至って、養老律令も事実上廃止されたといえるでしょう。