アイヌ解放同盟は道庁爆破を行うなどの新左翼系の組織であると思うが、連合赤軍のような吊し上げの行為に及んでいるならば、機動隊の存在も当然のことであるのではないか。

どこでそういう話を聞いたのかは分かりませんが、1976年の北海道庁爆破事件については東アジア反日武装戦線が犯行声明を出しており、これも明確な証拠がないので分かりませんが、左翼過激派で同戦線とも交流があった大森勝久が逮捕されています。前後の爆破事件に解放同盟が無関係であったことは警察も認めており、結城庄司は爆破事件自体を厳しく批判しています。また、当時の教室での騒動には、結城は直接関与していません。学生の行動に行き過ぎがあったことは確かですが、林教授が彼らの質問にまったく対応せず、教授会も「学問の自由」を楯に責任のある行動を取らず、安易に大学の自治を放棄し機動隊を導入したことに批判が集中しているのです(なお、その後の結城の抗議行動は、座り込みという極めて非暴力的なものです)。