蘇我大臣や物部大連の「臣」「連」には、どういう意味、違いがあるのでしょうか?

事典を調べれば分かることですが、「臣」は「大オホ」+「身ミ」で勢力のある一族の意味、「連」は「群ムレ」+「主ヌシ」で集団の首長の意味と考えられています。前者は多く地名を氏の名に持ち、その地域の豪族で大王家に臣属したものとみられます。一方後者は職掌を氏の名としており、伴造―部民制において、特定の役割を果たす集団として王権内に位置づけられた氏族であったと考えられます。